QRコードには6つの特徴 QRコードには以下の6つの特徴があります。
情報密度が非常に高い 従来のバーコードである1次元バーコードでは、格納できる文字が最大でも英数字で数十字程度であった。しかし、QRコードは2次元バーコードであり、縦と横の両方向に情報が持てるため、1次元バーコードの数百倍の文字情報を持つことが出来る。 実際にQRコードでは、数字データで最大7,089文字、英数字データで最大4,296文字、8ビットバイトデータで最大2,953文字、漢字データで最大1,817文字を表すことが出来る。
印刷スペースが小さい 従来のバーコードである1次元バーコードと同じ情報量であれば10分の1程度の大きさであるため、小さいスペースへ印刷できる。そのため、雑誌やチラシなどの他にレシートや名刺など小さな紙の中にも印刷できるため、応用範囲が広い。
汚れや傷などに強い QRコードが汚れたり破損していても、読み込んだデータを元のデータに復元する機能があるため正確に読み取れる。 復元できる程度は段階的に設定することが可能であり、誤り訂正レベルと呼ばれる。データの復元レベルは、QRコードの面積当たり7%・15%・25%・30%の4段階がある。
漢字・カナを効率よく表現 1次元バーコードでは使用できなかった漢字が使用できる。漢字は、「JIS第1・第2水準の漢字」が文字として定義されている。 また、日本語以外の中国語・韓国語・台湾や香港の漢字などにも対応が可能である。 データ格納モードに8ビッドバイトモードがあり、どのような文字のデータでも、バイナリ データとして格納することができる。 そのため、読み取り側も同じ8ビッドバイトモードで処理するので、正しく中国語や韓国語の文字として表示できる。
読み取り方向や角度の柔軟性 QRコード対応のCCDスキャナで、360度どの方向からでも高速で読み取りが可能である。 そのため、対象物の向きに制約がなく作業の効率化が図れる。 角度を調整したり、長時間カメラをかざしたりする必要がないので、QRコード読み取り時に余計なストレスがかからない。
連結機能 QRコードは、1つのコードを分割して表現することも出来る。最大で16分割まで可能で、この機能により、細長いエリアへの印字も可能となる。 また逆に、複数のQRコードに分かれた情報を1つのデータとして連結出来る。